奈井江山(三等三角点 奈井江町) 2018.3.31

f0200402_07161891.jpg
近場の大規模伐採シリーズ第二弾。山頂は奥の丸いピーク。
f0200402_07182965.jpg
黄砂なのか霞がひどく、右手に見えるはずの暑寒別岳はぼんやり。
奈井江三角山や爾波山を裏側から見るのは新鮮。
f0200402_07274484.jpg
近づく山頂。
f0200402_20571954.jpg
3月31日は奈井江町と上砂川町の境界に位置する無名の低山 519.9m へ。山頂には三等三角点「奈井江山」が設置されている。
この山の西側は、10年以上?前から大規模に伐採されていて目立っていた。眺めを期待して登ってみることに。

写真は石狩川に架かる奈井江大橋の右岸たもとから眺める奈井江山。
奥に美唄山。手前の低山は奈井江三角山で、ほぼ東西に一直線上に並ぶ。




f0200402_08305557.jpg
こちらは三等点「盤渓曹津地」(そっち岳)から眺める三等点「奈井江山」。
背後は芦別岳、中岳、シューパロ岳など。手前に石狩川、砂川発電所が見えている。
f0200402_21095869.jpg
奈井江三角山は、高速道路のすぐ横にある地形図上無名の低山 203.1m で、遊歩道があって春は桜に覆われる。
北側には「にわ山森林自然公園」があり、石炭露頭が見られる。爾波(にわ)山に向かう道では熊が出没して、
たびたび通行禁止となっている。写真では奈井江三角山の左手に「にわ山森林自然公園」とスキー場跡が見えている。
f0200402_21211064.jpg
ルートは、南西支尾根から伐採された西側へ登っていくもの。冬期通行止めになっている奈井江川沿いの道道529号を歩き、
深雪橋を渡った後に南西支尾根へ取り付いた。

かつて奈井江町にはいくつかの炭鉱が存在し、北側の向山の東方には三井奈井江鉱山の奈井江坑や奥奈井江坑があった。
奈井江坑までは三井鉱山奈井江専用鉄道が敷設され東奈井江駅があった。それらの遺構をたどりながら向山も含めて
登るルートも考えたが、眺めを優先して南西支尾根を選択。向山ルートは次回の宿題に。
f0200402_21284578.jpg
奈井江三角山の横から「美唄山 奈井江川コース」のアプローチである道道529号 に入る。
少し進んで奈井江川左岸にある二つの小さいため池?の所に冬季通行止めゲートがあった。
そこには奈井江川に架かる橋と徒歩道が地形図に描かれているが、今は橋は無い。

この時期は除雪や道路の補修作業が行われている。奥には大規模な採石場?があるようで、補修作業はかなり念入りに
行われている。ここからは当然徒歩だが、入って支障がないのは土日のみと思われる。この日は土曜日だったが、
作業はまったく行われていなかった。
美唄山へ向かう際は車ですっ飛ばす砂利道だが、十数年後にまさか歩くとは思わなかった。
f0200402_22180259.jpg
ゲートから奈井江三角山を振り返る。
f0200402_21383684.jpg
除雪の行き届いた砂利道をてくてく歩く。・79 から少し先の三つのため池マークのあたりには
かつて昭和奈井江炭鉱があったらしいが、林の中に廃屋があるだけでそれらしき遺構などは
ざっと見た限りなかった。昭和奈井江炭鉱は坑口が4つあり、昭和33年に採掘着手され
昭和36年には廃止とわずか3年で閉山している。
ゲートからかなり歩いて深雪橋に到達。橋もしっかりと補修作業が行われている。
銘板には「みゆき橋」と書かれてあった。
f0200402_21395631.jpg
橋を渡ってすぐに左手へ取り付く。
f0200402_21413031.jpg
奈井江川右岸の尾根へ。正面 280mコルから右手のコンタ300m あたりを目指す。
f0200402_21421353.jpg
鹿の足跡が多数見られるカラマツの植林地を登り、
f0200402_21424555.jpg
尾根に上る直前で
f0200402_21430676.jpg
歩いてきた道道と樺戸山地が見えた。
f0200402_21435163.jpg
尾根に上がると北隣の・305 のある伐採された尾根と
f0200402_21443380.jpg
山頂方面が望まれる。
f0200402_21450961.jpg
尾根を進み左手・371 方面へ折れる。
 
f0200402_21453428.jpg
尾根をトラバースする作業道があった。ここから西側の展望が開け、
f0200402_21461040.jpg
奈井江三角山と爾波山を裏側から見る。右手の谷は熊見沢と支流の合流部。やはり熊が多いのだろうか。
f0200402_21464257.jpg
歩いてきた尾根の向こうに樺戸山地。左手の樺戸三角山から辺止釣運瓶(三等三角点)まで。
f0200402_21481196.jpg
山頂手前の二つのポコ 410m と 450m が見えてくる。右手は・415。
作業道は下って行くので、ここからは尾根上を進んだほうが良い。
f0200402_21483818.jpg
一つ目の410mポコを西側から巻きながら、歩いてきた尾根を振り返る。
f0200402_21485602.jpg
二つ目の 450mポコは右手東側から巻いていく。右手には丸い山頂部。
f0200402_21493086.jpg
450mポコを巻いていくと、これからたどる沢の源頭部のコルが見えてくる。
f0200402_21500554.jpg
源頭部から山頂部。
f0200402_21503732.jpg
コルの北側に出ると眺めが大変良い。手前正面に向山。霞んで残念だが左手の石山から神威岳、イルムケップ山塊が望まれる。
空気が澄んでいれば、天塩山地や石山の向こうに留萌ポロシリ山が見えるだろう。
f0200402_21511509.jpg
北西側は、砂川市の向こうに見えるはずの暑寒別岳が超ぼんやり。心眼で見るw
手前左右両側に爾波山と豊平山。
f0200402_22043519.jpg
砂川遊水地と左手に砂川発電所が見える。
f0200402_22094037.jpg
450mポコを見ながら山頂へ。
f0200402_22095963.jpg
山頂直下。
f0200402_22101303.jpg
山頂は東西方向の眺めがまずまず。
f0200402_22103533.jpg
何度も同じような写真で申し訳ないが、歩いてきた尾根の向こうに奈井江の町と
その先に奈井江大橋・奈井江発電所が見えていた。結構長い距離を歩いて来た。
f0200402_22112584.jpg
東側には美唄山。思っていたよりはちょっと遠くに見えた。
f0200402_22121237.jpg
左手に芦奈江岳と奈江岳(奈井江槍)。2013年7月のSさんの報告では美唄山も含めて
もはや廃道状態で、猛烈なヤブに熊の糞とダニが多かったと。
十数年前に訪れた際は芦奈江岳からの眺めも良く、ネギもたくさんでコンパクトに
ぐるっと回れて良かった。現在はどうなっているのだろう。
f0200402_22122992.jpg
南東側には大規模な採石場?があり、手前を通るアプローチで歩いた道道529号から通じている。
やや右手遠景の少し尖った山は、無名の830.1m 峰で三等三角点「足引山」が設置されている。
この山の背後に芦別岳が見えるはずだが、霞が強くてはっきりと見えていない。
この山の向かって左側には道道美唄富良野線の幌子トンネル(仮称)が近年貫通している。
f0200402_22134387.jpg
採石場からやや右手。遠景の山々は美唄ダム東方の無名峰ばかりで、背後の奔別岳や境山、
夕張岳は隠れて見えない。樹木で見えないが手前の谷を通る道道529号沿いには
かつて滝口炭鉱や異人沢炭鉱があったようだ。

眺めを楽しみながら往路を下山。空知平野の眺めは一級品で良かったが、霞が強くて残念だった。
道道歩きが長いマニアックな山で訪れる人はいないであろう。
炭鉱遺構好きや廃線跡マニアならば、この地の歴史に触れながらの向山ルートに価値があるだろう。


参考文献
  奈井江町百年史 上巻  編集:奈井江町百年史編さん委員会/発行:奈井江町役場 1990年





by tafu-r | 2018-04-01 07:34 | 空知 | Comments(0)
<< 移ろい   2018.9月 盤渓曹津地 (三等三角点 ... >>