一年ぶりの山歩きは里山散策から。雨竜町追分から望む雨龍山。 札沼線「石狩追分駅」跡を示す石碑が顔を出していた。 山頂付近から望む恵岱岳と三等点「恵岱別2」 山頂から南西側にちょっと出ると、増毛山地から樺戸山地のパノラマが広がる。 3月8日は雨竜沼湿原の玄関口である雨竜町の里山へ。253.05mの無名の低山で、 一等点名は「雨龍山」となっている。中腹には桜山公園と展望台や無線中継所があり、 地元では桜山と呼ばれているのだろうか。十年前のSさんのHYMLへの報告を参考に訪れてみた。 石碑から南側の札幌方面を見て、かつての鉄路を想像する。 近くに見える建物は、駅舎があった頃から存在する面白内ライスセンター。 雨竜町追分からライスセンターの横を通る六丁目線を西へ向かい桜山公園へ。 除雪は麓の共同墓地まで。お彼岸はまだ先なので墓地の駐車場を使用させて頂き、 スノーモビルのトレース上をワカンで進む。緩んだ雪でずぼずぼ埋まり、 スノーシューの方が良かった。 用水路に併走する道を横切って緩やかに登って行くと建物が見えてきた。 少し開けていて公園の駐車場となっているのだろう。 駐車場にはお地蔵さんが並んでいるようで、積雪が波打っていた。 入り口左手のお坊さんらしき石像(弘法大師?)に迎えられて、 道端に並ぶお地蔵さんを見ながら登って行く。右手には桜の木が多く それを取り囲むようにトドマツ、エゾマツが植林されている。 道は二手に分かれるが、どちらに入っても展望台へ向かう。 針葉樹の奥に展望台と無線中継所が見えてきた。 老朽化した鉄骨の展望台には「雨竜町桜山展望台」、無線中継所の銘板には「桜山無線中継所」 と書かれてあった。 展望台は立ち入り禁止。植林された針葉樹の高さは展望台を超えている。 奥に見える送電線の鉄塔に向かい、 送電線の下を北へ向かうと左手に山頂方面が見えてくる。 右手には地形図に描かれた東へ下る道が見られる。 白樺が多い森の中を進むと、 山頂がすぐ奥に。 三角点はやや左手の木立の中と思われる。 すぐ西側には牧柵の柱と思われる木柱があり、以前には山頂標識が付いていたようだ。 木柱は南へ続いている。点の記での周辺状況に遊牧地の記載があり、 現在は分からないがかつて放牧場があったと思われる。 西側に進むと樹木が少なく展望が良い。 東側はイルムケップ山塊と北空知の田園が望まれるが、送電線が邪魔をする。 西側の眺めは開放的で素晴らしい。中央奥に南暑寒岳が見えている。すぐ右手にぎりぎり暑寒別岳が見えるはずだが 終始雲がかかっていた。標高が低いため増毛山地の展望は今一つだが、恵岱岳の向こうの見えない雨竜沼湿原や 暑寒別岳までの距離感というか裾野のスケールの大きさが感じられて良かった。 恵岱岳から信砂岳。 三等点「東仁奈良」571.3m から二等点「地破張」490.5m まで。 南側は樺戸山地がずらりと。 小鷲峻山と鷲峻山。 分かりづらいが中央奥に察来山と右手に富士形山。 往路を下山し、用水路手前の伐採地からの眺め。遠景はイルムケップ山塊。北空知の田園が広がる。 かつての石狩追分駅は中央やや左手にあった。昔日の展望台からはこんな景色が望まれたのであろう。
by tafu-r
| 2015-03-09 21:22
| 増毛・樺戸山地
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