湿原台地を目指す。左手に登山道が見えている。 湿原へ。 入ってすぐの小さな池塘。 ツルコケモモ。華やかさはないが、こぢんまりとして落ち着いた感じの湿原でした。 7月23日はピヤシリ湿原(雄武町)へ。写真は長い林道走行の後に現れる登山口。 ピヤシリ山ローソク岩から眺める湿原台地。 9年前に下川・サンルコースからピヤシリ山へ登った際、山頂でお会いした地元の方?に コース途中にある湿原はピヤシリ湿原とは言わないと聞いてびっくり。 それではどこの湿原かと尋ねると、ピヤシリ山北部の930m台地にある湿原をピヤシリ湿原と言い、 道があって行った事があると言われて驚く。その時は詳しいルートは聞かなかったが、 神門の滝方面から入って行くとの事だった。 その数年後、地形図には載っていない(当時)ピヤシリ山から雄武町にぬけるピヤシリ峰越林道を 通った際、ゲートに林班図が置いてあっておおよそのルートが分かった。しかし林道分岐には ゲートがあって手続きも面倒でそれっきりに。 そのまた数年後の最近、何気なくGoogle Earth を眺めていると湿原へ向かう道がくっきりと写っていて、 ウォッちずを見るとなんと以前には描かれていなかった登山道とピヤシリ湿原の文字があるではないか。 オホーツク総合振興局のWebサイトにはアクセスマップも載っていて、問い合わせると 今の時期はゲートを開放しているとのこと。渡りに船ということでようやく訪れてみることに。 登山口から少し登って下り始めると突然ダケカンバの並木が。 所々に何合目あと何km の標識。 道端のサンカヨウの果実を眺めながら登って行くと、 正面の急斜面に岩が見えて地形図どおり左手に迂回。 ジグを切り、登りきって振り返るとダケカンバの並木が見える。 緩やかに少し登って湿原台地に上がると、公園の歩道の様な道に。 かなり古くからある感じがする立派な道。めったに人が訪れる事がない所だが、 整備が行き届いている。 いよいよ湿原に入って行くと木道などは当然なくて、なるべく設置されたロープに沿って 申し訳なくモウセンゴケなどを踏みつけて進んで行く。 松山湿原のように矮性アカエゾマツが見られ、もう終わってしまったのかエゾカンゾウが わずかに見られた。ワタスゲはぱらぱらっとかなり少ない感じ。 ホソバノキソチドリやホロムイソウ、 モウセンゴケがとても多い。 花が咲き始めていた。 コガネギクが少し見られ、 タチギボウシは背が低く小さいものが多い。 トキソウはまったく見られずちょっと寂しい。 比較的大きな池塘が三つあり、向かって右手の池塘と 左手の池塘。 奥の細長い池塘。ぱっと見てコウホネやヒツジグサなどは無かったようだ。 こんな静かな湿原は原始ヶ原五反沼周辺以来だろうか。かなり地味ですが 秘境感は味わえます。 下山途中になんとかピヤシリ山が見えた。 ローソク岩方面。 下山後はクライミングエリアとして知られている名寄市の見晴岩 (見晴山) へ向かったが、 林道崩壊で通行止めだった。残念。林道ゲート手前の砕石場から撮影。
by tafu-r
| 2011-07-25 03:31
| 北見山地
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