稜線上から望む山頂部。 山頂付近から望む隈根尻山と樺戸山。 5月22日は、浦臼町と新十津川町の境界に位置する三等三角点「砂金山(しゃきんやま)」681.93m へ。 同名の山や三角点は道北にもあるが、訪れたのは樺戸山地の隈根尻山から延びる 北東尾根上の無名のピーク。浦臼山から於札内川を挟んですぐ北側にある。 隈根尻山~ピンネシリの縦走路からは稜線上の単なるコブにしか見えないが、 浦臼町側からは雪崩斜面を張り巡らした立派な山に見えて、いつも気になっていた。 点名由来はかつて砂金採りが行われた砂金沢から。点の所在地は浦臼村於札内となっている。 写真は浦臼町神内ファームの近くから見る砂金山(やや右手のとんがり)。 奥にピンネ・マチネ。 ルートは於札内川沿いから入るのが最短だが、冬や残雪期は雪崩が怖い。 新十津川町から尾根伝いも遠いので、砂金沢沿いの林道の開通を待って 地形図に描かれた北西斜面の作業道を利用。ピンネシリ砂金沢コースの 登山口を通り過ぎて、通行止めゲートの手前から沢へ。 雪解けで増水した砂金沢を、長靴に履き替えてなんとか渡渉。 カタクリやエゾエンゴサクが咲く作業道を登って行く。 途中でピンネシリと待根山が見えてくる。待根山の南面が見えて、 隈根尻山から待根山への縦走路の登りが思い出される。 作業道は地形図どおり二度分岐するが、道なりに北東へ進む。・572手前の林道が稜線に最も近づくコルに到着。 右手の藪の中へ突入して、稜線上を逆に南へ藪こぎ。 藪はそれほど濃くはないが、藪こぎのスキルが一応必要。つる植物が多い所がありちょっと難儀する。 ネギを頂きながら、迷わないよう要所要所に赤布を付けつつ僅かな残雪を利用して進むと、 滝川市・新十津川町の向こうにイルムケップ山塊や、 手前の麓に天狗鼻 222.72m(三等点名「猪ノ鼻」)が見えてくる。 石狩川対岸には奈井江町市街が見える。
遠景の芦別岳は、かすんでスッキリと見えない。 稜線を進んで麓に大規模な神内ファーム。左手の石狩川対岸に砂川市。 遠景は美唄山。 山頂に近づいて空知平野を見渡す。 山頂直下。 山頂へ到着。笹は薄いが灌木が茂る。カタクリやエゾエンゴサクがぽつぽつと咲いていた。 ネギの香りが漂う三角点。 眺めはあまり良くなく、ピンネシリ方面はほとんど見えなかった。 樺戸山から浦臼山。 眺望を求めて藪を漕いで南西側へ。隈根尻山がスッキリと見える所があった。 もう少し早い時期で雪に覆われていれば、眺めはそこそこ良さそう。 山頂からピンネシリ方面や増毛山地が見られなかったのは残念だった。
by tafu-r
| 2011-05-22 22:20
| 増毛・樺戸山地
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